からだのどこかに痛い所がある。とてもつらい感覚ですよね。
では、痛みとは一体何でしょうか? 痛みの正体を知ることで、あなたの痛みがもしかしたら軽くなるかも知れません。
およそ3分位で読んでいただける内容です。よろしければ是非ご一読下さい。
痛みの真実 その1
痛みには4つの種類がある。
- 切り傷や火傷などで体が傷ついた時に感じる痛み
- 帯状疱疹によるしびれなど、末梢神経が傷つくことで生じる痛み
- 脊髄や脳の中枢が傷つくことで生じる痛み
- 神経にも体にも大きな問題はないのに感じる痛み。心理的な問題が背景にある場合が多い。
1~3については、実際に体が傷ついていて感じる痛みですが、4はそうではありません。ほとんどの人が最初に痛いと感じるときは1~3ですが、その人それぞれの心の状況で4が混ざって生じてきます。慢性的な痛みになると、傷は治ったのに4の痛みが残る、というケースも出てきます。
痛みの真実 その2
脳は痛みを記憶している。
そもそも痛みはなぜ必要なのでしょう?
痛みの役割は命を守るためにケガや体の異常を知らせるための大切なシグナルです。
痛みを感じるから、身体を休めたり、おかしいと感じて病院で検査して異常を見つけたりできます。
命を守るために大切な情報なので、脳は痛みを記憶してしまいます。
特に痛みが長く続いた場合、何度も脳に記憶されたために、痛みの原因だった傷が治っても、まるで習慣のように脳の記憶で痛みを感じ続けることになります。
また、感情を伴うケガも、強く脳の記憶に残りやすく痛みが取れにくいことがあります。
痛みをとるために大切なこととは?
傷を治す力を養うこと・極力早く治して慢性化させないこと・脳の痛みの記憶を正していくこと
この3つです。
傷は本来人間に備わった自然治癒力で治っていきます。
例えば膝をすりむいても、かさぶたが出来てそれが取れたら元通りです。筋肉痛も知らない間に自然に治っていきます。
でも、治りにくいと感じることってありませんか?
それは本当に年齢のせいでしょうか?
自然治癒力はあなたの生活習慣や過度のストレスで低下してしまうことがあります。
また、脳の記憶に残ってしまった痛みは、脳の記憶で痛みが出ると気づいていただくこと、痛みが出たときにそのことを思い出してもらうことが大切です。
今お読みいただいてそのことに気が付いていただく事が第一歩です。
痛い時、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。
病院でも薬でも、私たちのような施術家でもなく、あなたの身体を治してくれるのはあなた自身の身体です。 あなたの身体が自然治癒力を最大限に発揮できるようになるために、当院では心身両面からの施術を行っています。