トリガーポイント不妊鍼灸とは
ツボではなく不妊の原因と関係する深部筋へアプローチすることで骨盤内(子宮・卵巣)への血液循環を改善します。卵質の改善、内膜の厚さの改善、ホルモンの調整に効果を発揮する施術法です。トリガーポイント鍼の独特のひびき感は自律神経を整え、ストレスホルモンを低下させて、心身をリラックスさせる作用があります。
トリガーポイント鍼の施術で妊娠する人が増えた!
当院で行っているトリガーポイント鍼が不妊に効果的なのでは?そう気が付いたきっかけはトリガーポイント鍼での腰痛治療で妊娠する人が多くいたことでした。エコーでトリガーポイント鍼治療の前後の血流と血管の太さを調べてみると、下の図のような変化が確認できました(測定した血管は子宮へ繋がる子宮動脈分枝の上殿動脈)。この結果から、トリガーポイントによる不妊鍼灸は子宮へ繋がる血管の血流を増加させることが分かってきました。

(血流の逆流が見られます)

(血流の逆流が解消され、血流量が増大しました)


そもそもトリガーポイント鍼とは?
トリガーポイント鍼とは、筋肉の奥にできた「しこり(トリガーポイント)」を、ピンポイントで狙う鍼治療です。筋肉の過緊張をほどき、局所の血流を一気に改善することができます。一般的なツボ鍼と違い、「ツボ」よりも「筋肉そのもの(特に深部筋)」を狙うのが大きな特徴です。肌表面のツボ刺激やマッサージなどでは届かない部分『からだの奥の筋肉』の緊張を改善が得意な施術法です。
不妊と筋肉のコリの深い関係
長時間のデスクワークや冷えで、お尻やお腹まわりの深部筋(臀筋群・梨状筋・腹筋群など)が硬くなると、骨盤内の血管を物理的に圧迫しやすくなります。その結果、子宮・卵巣への血流が低下し、子宮内膜が育ちにくい、排卵機能が落ちる、といった状態につながると考えられています。つまり「筋肉のコリ → 血流低下 → 子宮・卵巣の働きダウン」という流れが起こりやすくなってしまいます。
トリガーポイント鍼が不妊に有効と言える主なポイント
▼骨盤内の血流をダイレクトに上げられる
不妊と関係の深い深部筋(お尻・お腹周り)に直接アプローチすることで、骨盤腔内の血液循環を改善できるとされています。これにより、子宮や卵巣へ届く酸素と栄養が増え、内膜の厚みや質の改善、卵巣機能の向上が期待できます。
▼自律神経とホルモンバランスを整えやすい
トリガーポイント鍼の刺激は、副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整える作用があると報告されています。自律神経が安定すると、視床下部―下垂体―卵巣という妊娠に不可欠なホルモン分泌が整いやすくなり、生理周期の乱れや排卵障害の改善につながる可能性があります。同時に、ストレスでガチガチになった身体と心を同時にゆるめることで、「妊娠しやすいスイッチ」をオンにしやすくなるなります。
▼「冷え・生理痛・生理不順」をまとめてケアできる
トリガーポイント鍼は、冷え・むくみ・生理痛・生理不順・不妊といった体質改善にも用いられます。身体の深部の血流が良くなることで、下腹部の冷えが軽くなり、生理痛や経血量、生理周期の乱れが整いやすくなります。不妊の「土台づくり」として、妊娠以前の生理トラブルを一緒に整えられるのが大きな強みです。
トリガーポイント鍼とホルモンバランス
トリガーポイント鍼で深部筋をゆるめると、交感神経の過緊張が落ち着き、副交感神経が優位になりやすくなります。その結果、視床下部・下垂体への血流や働きが整い、エストロゲン・プロゲステロン・LH・FSHといったホルモン分泌のリズムが安定しやすくなります。特にストレスで乱れやすい排卵(LHサージ)や、生理周期のバラつきに対して、鍼灸がホルモンバランスの「微調整役」として働きます。
トリガーポイント鍼とストレスホルモンの関係
仕事と妊活の両立でストレスを感じる方も多いと思いますが、これもあなたのホルモンバランスに影響を与えます。強いストレスが続くと、「コルチゾール(ストレスホルモン)」が増え、妊娠に重要な「視床下部-下垂体-卵巣系」ホルモンの連携にブレーキをかけて排卵障害や月経不順を起こしやすくなります。トリガーポイント鍼は自律神経を整え、副交感神経を優位にし、リラックスを促すことで、ストレスホルモンの過剰分泌を抑え、ホルモンのバランスを整える作用があると報告されています。トリガーポイント鍼で体のこわばりを取り、自律神経を整える → コルチゾールが落ち着き → エストロゲンやプロゲステロン、LH・FSHが本来のリズムに戻りやすくなります。
当院の不妊鍼灸はこんな方にお勧めです
▼特におすすめしたいのは子宮への血流不全が原因と考えられる不妊症状がある方です
①薄い子宮内膜の発育促進
子宮内膜が薄い症例では子宮内膜の血流が月経がはじまる時から乏しいことが原因となっています。 子宮内膜を厚くするのに欠かせないのは子宮内の血流です。 また、その子宮に血液を運んでいるのは子宮動脈です。 子宮動脈へ関係する深部筋への鍼で血流を促し、子宮内膜の発育を促進します。
②原因不明不育症へのアプローチ
原因不明不育症とは、原因が見付からないのに流産を繰り返す症状のことです。 このような症状の場合、子宮動脈の硬さや子宮動脈血流の逆流、途絶が見られることが研究により報告されています。
鍼が苦手な方には検査・カウンセリングの上、ご希望に沿う施術のご提案をしますのでお気軽にご相談ください。
妊活中の皆様へ
長年の施術での経験と私自身の約10年の不妊治療を通して感じることは、血流改善と自律神経を整えることの大切さです。その為に一番大切なことは心の持ち方でではないかと思います。
どんなに施術で血流が良くなっても自律神経が整っても、心にストレスを抱えていれば、効果は継続しにくくなってしまいます。不妊治療は子供が欲しいというポジティブな願いで始まりますが、ネガティブな気持ちを抱えてしまう時もあると思います。そんな時はいつでもご連絡ください。当院はあなたに今一番必要な施術とホームケアをご用意しています。

