生後3〜6か月の赤ちゃんの頭の形、どこまでなら“様子見”で大丈夫?

からだのお話

生後3〜6か月ごろになると、ふと上からわが子の頭を見たときに「なんだか片側が平らかも?」「左右の形が違う気がする…」とちょっと心配になるママも少なくありません。
健診では「様子を見て大丈夫ですよ」と言われても、毎日いちばん近くで赤ちゃんを見ているからこそ、「本当にこのまま様子見でいいのかな?」「後から後悔しないかな?」と不安になってしまいますよね。

この記事では、生後3〜6か月の赤ちゃんの頭の形について「どこまでなら様子見で良いのか」「どんな状態なら一度相談した方がいいのか」の目安を分かりやすくお伝えします。
あわせて、お家でできる簡単なケアのポイントや、専門家に相談した場合に何をしてもらえるのかをご紹介しますので「できることがあるなら知っておきたい」「自分でチェックしてみたい」というママは、ぜひ最後まで読んでみてください。

院長 酒井
院長 酒井

セルフチェックは赤ちゃんのご機嫌が良いタイミングに明るい場所でやってみましょう

どこまでなら“様子見”で大丈夫?セルフチェックのポイント

①赤ちゃんを抱っこして、顔を正面からまっすぐ見た状態でみます
チェックポイント・顔の左右差
・片側のほっぺだけふくらんでいないか・目の大きさ・まぶたの開きに極端な差がないか
チェックポイント・耳の位置
・左右の耳の高さが大きく違わないか ・どちらかの耳だけ、前に飛び出して見えないか
チェックポイント・頭のてっぺんの高さ
・頭のてっぺんが片側だけ高く見えないか ・「ハチ張り」が片側だけ強くないか

②抱っこ又は仰向けに寝かせて、頭の真上からできるだけ顔が正面を向くようにしてみます
チェックポイント・全体の形
・まん丸に近いか・片側だけ平ら、ひし形・平行四辺形のようになっていないか・後頭部全体が平らで、前後が短く横に広い形になっていないか・前後に細長く、横幅がかなり狭く見えないか

以下のような場合は、自宅での向きぐせ対策や寝かせ方の工夫をしつつ、定期的に経過をチェックしながら様子をみても良いとされています

  • 上から見ると左右差がごく軽く、真上から見ても大きな変化がない​
  • 額・頬・耳の位置に大きな左右差がない
  • 向きぐせが改善(タミータイム、寝かせ方、抱っこの工夫など)してきている
  • 3〜4か月健診で「軽度で様子見」と言われた、悪化している感じはない

※「様子見=何もしない」ではなく、身体の向きを変えてみる、うつ伏せ(タミータイム)などのケアは早めに始めると赤ちゃんの健やかな成長にもつながります

生後3〜6か月の“今”が大事な理由

  • 頭の骨と首まわりの発達が進む『勝負の時期』
    頭の骨(頭蓋骨)は、生後6か月くらい迄はとても柔らかく、外からの力で形が変わりやすい状態です。この時期はまだ「頭の形が変わる柔らかさ」があります。そして同時に「首すわりや体幹の成長」が始まります。頭の形の調整のラストチャンスが3~6か月なのです。
  • この時期に向き癖が固定してしまいやすい
    赤ちゃんの頭蓋骨は複数の骨がつながった状態で、外からの圧で変形しやすい「やわらかい時期」が生後6か月くらいまで続きます。生後3~6か月は、首がすわってくる時期ですが、まだ「自由にゴロゴロ向きを変える」ほどの筋力や寝返りの回数はありません。そのため、大人が何も意識しないと、赤ちゃん自身は様々な理由(音、光、環境など)から同じ向き・同じ姿勢で長時間過ごしやすく、向き癖がそのまま固定されていきます。いつも同じ向きで寝たり、同じ場所に頭の重みがかかると、その部分だけ平らになりやすく「形」としてクセが残ってしまいます。
  • 発達と成長のレールに乗る大切な時期
    生後3~6か月は、「これから先の発達と成長のレール」に赤ちゃんが本格的に乗り始める、とても大事な時期です。3~4か月で首がすわりはじめて、うつぶせで頭をしっかり持ち上げられるようになります。5~6か月になると寝返りが増えていき「体幹~手足」が一気に育つステップに入ります。首すわり→寝返り→ずりバイ…とつながる「運動発達のレール」のスタートダッシュがちょうど3~6か月で、ここで体幹が育つと、その後のはいはい・座る・立つ・歩くの土台が安定しやすくなります。頭の形、向き癖などを改善することで、うつ伏せがしにくい、片側だけで寝返る、ずりバイでどちらかの手だけしか使おうとしない、などの症状の改善につながり、結果として成長のレールに無理なく乗ることが出来ます。

赤ちゃんケア専門家に相談すると何をしてもらえるのか

  • 体全体のバランスをみる(頭だけ、首だけをみないワケ)
    当院の赤ちゃんケアは赤ちゃんの頭の形だけでなく体全体を診ています。
    頭だけを丸くしても、体に左右差やねじれが残っていれば、赤ちゃんはまた同じ向き・同じ姿勢を選びやすく、ゆがみが戻りやすくなってしまう可能性があるためです。赤ちゃんの体を「お家」にたとえると、頭は『屋根』、首や背骨・骨盤は『土台と柱』のようなものです。屋根だけを一生懸命まっすぐにしても、土台や柱がゆがんだままだと、時間がたつとまた傾いてきてしまいます。赤ちゃんも同じで、頭(屋根)だけを無理に丸くするのではなく、まずは首・背中・骨盤(土台と柱)を整えてあげることで、赤ちゃん自身がバランスよく動けるようになり、その結果として頭の形も安定しやすくなります。
  • 施術に加えて適切なホームケアをお伝えする
    当院では施術に加えて、以下の内容をホームケアでお伝えしています。日々刻々と成長するこの時期の赤ちゃんを出来るだけ早く、無理なく改善に導くため、とても大切な内容です。
    抱っこ・授乳・遊びで向き癖をリセットする工夫
    寝かせ方・置き方で気をつけたいこと
    無理をしないタミータイム(うつぶせ遊び)の取り入れ方
院長 酒井
院長 酒井

「これくらいで相談していいのかな?」という段階でも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。おもちゃ、ベビージム、バウンサー、プレイマット、授乳クッション、おむつ替えスペース等のご用意もございます

赤ちゃんの頭の形は、成長とともに自然に整っていく部分もありますが、「様子を見ていい状態」と「少しサポートしてあげたい状態」を見極めることがとても大切です。今回お伝えしたポイントを参考に、ご自宅で無理のない範囲でケアを取り入れていただきながら、少しでも「気になるな」「これで合っているのかな」と感じたときは、どうぞ一人で抱え込まずにご相談ください。赤ちゃんにとっても、ママにとっても、安心して過ごせることが何より大切です。当院では、赤ちゃんの頭の形だけでなく、身体全体のバランスや発達も含めて丁寧に確認し、その子に合ったやさしいケアをご提案しています。

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