これからの季節が余計に辛い!!寒い季節の生理痛を乗り切ろう

からだのお話

11月に入り、身体の冷えが気になる季節になってまいりました。

寒い季節は生理痛が辛くなるという方が多くいらっしゃいます。

寒くなると痛みが増すのはなぜでしょう?

そしてどうすれば痛みが楽になる?

そもそも生理痛って何で起こるの?

そんな疑問にお答えします。

なぜ寒くなると痛みが強くなるの?

寒くなると冷えて血流が悪くなり手足が冷たくなったりするのと同じで、子宮やその周囲の血流も冷えると低下しやすくなります。子宮も手足と同じように、種類は違いますが筋肉で出来ているので血流が大切です。

元々、生理中の女性の体温は低温期という低い状態なので血流が悪くなりやすく、更に外気の寒さによる冷えが加わることで、より生理痛が悪化しやすいのです。

どうして生理痛は起こるの?

生理痛の原因は大きく分けて4つあります。

①痛みを感じさせる物質が子宮の内膜でたくさん作られてしまう。

②月経血が子宮から出てくるための出口が狭い。

③冷えで血流が悪い

④座りっぱなし、寝不足、精神的ストレスなどよる交感神経の緊張。

寒さで痛みがひどくなるのは③、④の場合です。

痛みがなく楽に過ごすにはどうしたらいいの?

①の場合

生理痛を感じる方の70%くらいは、これが原因と言われています。

プロスタグランジンという痛み物質が子宮内で作られ過ぎてしまい、子宮の筋肉を過剰に収縮させます。キューっと絞られるような痛みが特徴です。

また痛み物質は血流で全身に運ばれ、頭痛や吐き気などを引き起こします。

この場合、痛みを起こす物質が沢山作られる前に、痛みを感じたらすぐに薬(ロキソニン、イブプロフェンなど)を内服することが大切です。

②の場合

子宮後屈という子宮の角度に問題がある場合や10代で子宮の発育途上の場合に起こりやすいです。子宮の出口の部分が狭く、そこを月経血が通過する際に痛みが出たり、なかなか出ない月経血を出そうと子宮が過剰に収縮して痛みが出たりします。痛みがある場合は薬(ブスコパン等)を内服します。

妊娠や出産で子宮の出口がひろがると、月経血が出やすくなり、この症状は軽減します。

①、②の場合、低用量ピルで月経血の量を減らして痛みを抑えることもあります。

③、④の場合

冷えによる血流低下は子宮の虚血状態(栄養と酸素が届かずにうまく働けない状態)を起こします。

子宮が虚血状態になると月経血をスムーズに排出できなくなり、痛み物質が沢山作られてしまいます。また、虚血状態は交感神経の興奮を引き起こし、痛みに対して過敏な状態になってしまいます。

この場合は、運動やストレッチ、入浴などで全身の血流を良くすることが大切です。

また、精神的なストレスや肩こり腰痛などの身体的なストレスも交感神経の興奮を起こすので、ストレスやコリを解消することも重要です。

寒い季節の生理痛対策は?

◎できるだけ毎日湯船につかりましょう。

◎寒いからといって動かずにいるよりも、ウォーキングやストレッチなどでしっかり身体を動かしましょう。

◎食事でもお鍋や湯豆腐、煮込みうどんなど、身体が温まるメニューを選びましょう。

◎身体を締め付けない服装を心がけましょう。

寒い季節の痛みも日常の工夫でうまく付き合っていきましょう!!

当院では、生理痛に対してトリガーポイント鍼で特におしりや腰、骨盤内の血流を改善します。また、トリガーポイント鍼は自律神経に作用し副交感神経を優位にし心身のリラックスを促します。

副交感神経優位な状態は、痛みに過敏になっている状態を緩和します。同時に肩こりや腰痛などの身体的ストレスにもアプローチ出来ます。

症状に応じて整体での全身調整、サンビーマーによる遠赤外線での血流改善を組み合わせて施術します。なかなか改善しない生理痛は当院にご相談ください。

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恵比寿駅西口から徒歩3分・渋谷駅新南口から徒歩12分の鍼灸整体院

【生理痛・月経痛・月経困難症】

恵比寿鍼灸整体院さかい

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