PPPDのめまいで悩んでいませんか?
- 歩くとふわふわする
- スーパーや人混みに行くとめまいが強くなる
- パソコンやスマートフォンを見ると気持ち悪くなる
- 立っていると足元が不安定に感じる
- 夕方になるとめまいが強くなる
- 検査では「異常なし」と言われたのに、めまいが続いている
このような症状で悩んでいませんか?

そのめまいには、PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)が関係している可能性があります。
PPPDでは、完全に動かないようにするのではなく、体調に合わせて少しずつ身体や目を動かしていくことが大切です。
ただし、めまいが強い日に無理をする必要はありません。
今回は、PPPDの症状と、めまいが強い日の過ごし方、そして家でもできる簡単なエクササイズをご紹介します。
PPPDとは?
PPPDは、グルグル回るようなめまいというよりも、
- ふわふわする
- 身体が揺れているように感じる
- 雲の上を歩いているように感じる
- 足元が安定しない
といった感覚が続きやすい慢性的なめまいです。
PPPDでは特に、立っている時・歩いている時・身体を動かした時・動くものや複雑な景色を見た時に症状が強くなりやすい特徴があります。
PPPDでよくみられる症状
- 頭がふわふわする
- 身体が揺れているように感じる
- 歩くと足元が不安定
- 真っすぐ歩きにくい
- 立っているとめまいが強くなる
- 人混みに行くと気持ち悪くなる
- スーパーの商品棚を見るとつらい
- 電車や車に乗るとめまいが強くなる
- パソコンやスマートフォンを見ると悪化する
- 疲れると症状が強くなる
- 夕方になるとめまいが強くなる
以前、当院にPPPDと診断されて来院された方も、「仕事中に座っていてもふわふわする」「歩くと足元が不安定」「夕方になると症状が強くなる」という症状で悩まれていました。
詳しい症例はこちらでご紹介しています。
症例報告|ふわふわしためまい・PPPDと診断された29歳女性の改善報告
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なぜスーパーや人混みでめまいが強くなるの?
私たちは普段、
- 目から入る情報
- 耳の奥にある平衡感覚
- 筋肉や関節から入る身体の感覚
などを脳でまとめながら、身体のバランスを取っています。
PPPDでは、この情報処理のバランスが崩れ、特に「目から入る情報」に影響されやすくなることがあります。
そのため、次のような場面でめまいが強くなることがあります。
- スーパーの商品棚を見る
- 人混みを歩く
- 流れていく車を見る
- 電車に乗る
- スマートフォンをスクロールする
- パソコン画面を長時間見る

めまいが強い日はどう過ごしたらいい?
PPPDでは「無理に動いた方がいいの?」と質問されることがあります。
大切なのは、無理をすることではなく、体調に合わせて動く量を調整することです。
① まず安全を確保しましょう
めまいが強い時に無理に歩く必要はありません。
椅子に座る、壁や手すりにつかまるなど、まず転倒しない環境を作りましょう。
横になった方が楽な場合は、一度休んでも構いません。
② スマホやパソコンを少し休みましょう
めまいが強い日は、目からたくさんの情報が入ると症状が強くなることがあります。
- スマートフォンを長時間見る
- SNSを高速でスクロールする
- 動きの速い動画を見る
- パソコン作業を長時間続ける
このようなことは少し控え、こまめに目を休ませてみましょう。
③ 一日中寝たままにはしない
「動くとめまいがするから、なるべく動かない方がいいのでは?」と思う方も多いと思います。
症状が非常に強い時は、しっかり休むことも必要です。
ただし、少し落ち着いてきたら、
座る → 立つ → 部屋の中を少し歩く
というように、無理のない範囲から身体を動かしていきましょう。
④ 「今日はここまで」で大丈夫です
PPPDのエクササイズは、めまいを我慢して無理に続けることが目的ではありません。
少しふわっとしても、休むと落ち着く程度から始めましょう。
運動後も強いめまいが長く残る場合は、刺激が強すぎる可能性があります。
その場合は、翌日は時間や回数を減らしてみてください。
PPPDの方が家でできる3つのエクササイズ
ここからは、自宅で行いやすい簡単なエクササイズをご紹介します。
最初から全部する必要はありません。まずは1種類からで十分です。
エクササイズ① 1点を見ながら頭を動かす
目と頭の動きを一緒に使う練習です。
やり方
- 椅子に座ります。
- 壁にある文字や小さな目印を見ます。
- 目印から目を離さないようにします。
- 頭だけをゆっくり右・左へ動かします。
- まずは10~20秒程度行います。
ポイントは、目印がきちんと見える速さでゆっくり動かすことです。
速く頭を動かす必要はありません。
めまいが強い日は、頭を動かす幅を小さくしてください。
エクササイズ② 座ったまま足踏み
「歩くとふらついて怖い」という方は、座った状態から始めてみましょう。
やり方
- 椅子に少し浅く座ります。
- 背中を軽く伸ばします。
- 右足、左足と交互に足踏みします。
- まずは30秒程度行います。
- 一度休憩します。
慣れてきたら1分程度まで延ばしていきます。
歩くことに不安がある方でも始めやすい運動です。
エクササイズ③ 家の中をゆっくり歩く
症状が少し落ち着いている日は、短時間の歩行もおすすめです。
最初から外に出る必要はありません。
まずは家の中を1~3分程度ゆっくり歩いてみましょう。
不安がある場合は、壁や家具の近くで行ってください。
慣れてきたら、
1分 → 3分 → 5分
というように、少しずつ時間を延ばしていきます。
1番大切なのは「頑張りすぎないこと」
めまいのリハビリというと、
「めまいがしても我慢して続けた方がいいのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、PPPDでは強すぎる刺激を繰り返す必要はありません。
少し刺激する
↓
休むと落ち着く
↓
また翌日行う
このくらいのペースで構いません。
毎日100点を目指さなくて大丈夫です。

めまいが強い日の「最低限メニュー」
「今日はめまいが強くて何もできない」という日は、これだけでも構いません。
朝
椅子に座って足踏みを30秒。
昼
部屋の中を1分だけ歩く。
夕方
一点を見ながら、頭を左右に10~20秒動かす。
全部行っても数分です。
その日の症状に合わせて、できるものだけ選んでください。
PPPDでは「動ける範囲」を少しずつ広げることが大切
PPPDの症状が続くと、
「まためまいが起きたらどうしよう」
という不安から、少しずつ行動を控えてしまうことがあります。
- 外出しない
- 電車に乗らない
- スーパーに行かない
- 人混みを避ける
- 運動をしない
もちろん、無理をする必要はありません。
大切なのは、症状が完全になくなってから生活を戻すのではなく、今できることから少しずつ生活範囲を広げていくことです。
PPPDは1人ひとり症状が違います
同じPPPDでも、症状の出方には個人差があります。
- 歩く時が一番つらい
- パソコンを見るとつらい
- スーパーの商品棚が苦手
- 人混みで悪化する
- 電車に乗るとめまいが強くなる
など、人によって苦手な動作や環境が違います。
そのため、全員が同じエクササイズをすればよいわけではありません。
症状が強い場合や、どの運動をしたらよいか分からない場合は、まず耳鼻咽喉科などの医療機関で診断を受け、状態に合わせて進めていきましょう。
こんなめまいは早めに医療機関へ
PPPDと診断されている方でも、いつもとは違う症状が突然現れた場合は注意が必要です。
- 突然、今まで経験したことのない激しいめまいが起きた
- 激しい頭痛を伴う
- 手足に力が入らない
- 手足や顔にしびれが出た
- ろれつが回らない
- 物が二重に見える
- 突然、立てなくなった・歩けなくなった
このような場合は、自己判断でエクササイズをせず、速やかに医療機関を受診してください。
当院でのPPPDのご相談ケース
当院ではPPPDでお悩みの患者さんのご相談が多く寄せられます。
例えば以前、当院にPPPDと診断されて来院された29歳の女性も、
- デスクワーク中のふわふわしためまい
- 歩いた時の不安定感
- 夕方からの症状悪化
に悩まれていました。
身体の状態を詳しく確認しながら施術と運動を組み合わせ、徐々に仕事中や歩行時のめまいが軽減していきました。
詳しい経過はこちらの記事でご紹介しています。
症例報告|ふわふわしためまい・PPPDと診断された29歳女性の改善報告
まとめ|めまいが強い日は「少しずつ」で大丈夫
PPPDでは、
「ふわふわするから、まったく動かない」
だけではなく、
「無理のない範囲で、少しずつ目や身体を動かす」
という考え方が大切です。
めまいが強い日は休んでも構いません。
少し落ち着いてきたら、
座る → 足を動かす → 立つ → 少し歩く
というように、できることから始めてみてください。
当院では、めまいの状態だけを見るのではなく、姿勢や歩行、首や身体の緊張なども含めて詳しく確認しています。

ふわふわしためまいが長く続いている方、PPPDと診断されたもののどう過ごしたらよいか分からない方は、お気軽にご相談ください。
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